大学間連携共同教育推進事業2013災害ボランティア派遣in宮城

 9月20日~23日にかけて金城大学、北陸大学、金沢大学、金沢星稜大学、金沢学院大学、金沢学院短期大学、北陸学院大学、北陸学院大学短期大学部に所属する18名の学生が、東日本大震災で被災した宮城県宮城野区を訪れ活動を行いました。今回は現地ボランティアセンターさんに要請のあった農家さん宅を訪問し、野菜の作付けを控える畑の再生に2日間汗を流しました。

01

 2日目の現地活動終了後には、東北学院大学キャンパスに移動し、同大学災害ボランティアステーションの学生・教職員のみなさんと活動報告、意見交換を行いました。現地の復興状況、現在の課題、これからの取り組みにおける連携の可能性について活発な質問がなされ、次につながる議論と交流がなされました。

 活動最終日には、南三陸町、石巻市をそれぞれ訪問し、引率した田中純一准教授の解説を聞きながら、復旧・復興に向けた現状・課題等について理解を深めました。2年半が経過した現地に立つことで、学生にとっては新聞等メディアでは知ることのできない現地の実情を知る機会になったようです。加えて、参加したすべての学生が生活復興の困難さ、継続したボランティア活動の必要性を実感していたようでした。

 今回の派遣では石川県内の異なる大学・短大の学生が参加したことで、災害ボランティアに関する県内学生間の横のつながりが促進されました。また、現地では東北学院大学との交流ワークショップを通じて、県外の大学との連携を促進する機会にもなりました。今後の県内および県外の学生間の連携が一層促進されることを期待したいものです。

05